【ちむどんどん第31話】めでたいお菓子、サーターアンダギー 朝ドラ「ちむどんどん」キーワード集【ネタバレ注意】


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サーターアンダギー

 ちむどんどん第31話では、銀座のレストランで働くことになった暢子(黒島結菜)が怒濤の10連勤を乗り越えます。ようやく迎えた最初の公休日、暢子は下宿に友人の前田早苗(高田夏帆)を招き、サーターアンダギーを食べて一息付きます。山原高校時代も暢子がサーターアンダギーにかぶりつくシーンが、しばしばありましたね。

 サーターアンダギー(サーターアンダーギー)は、昔は黒砂糖で作るのが主でした。香ばしく風味のある味わいが特徴です。モモのように一方が割れるのが、上手なサーターアンダギーとされています。

 アンダギーとは、均一の種を揚げたものを指し、白アンダギー(別名タラシアギー、カタハランブー)やンムクジ(芋くず)アンダギーなどのように使われます。サーターアンダギーをヤマトグチにすると「砂糖天ぷら」になります。

 サーターアンダギーは、沖縄の人にとって身近な菓子でありながら、めでたい菓子でもあり、現在も結納の御菓子に用いられます。明治や大正のころは、婚礼のお土産としても用いられました。

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