自民党県連や経済団体などでつくる候補者選考委員会が28日、9月の沖縄県知事選に向けて擁立する候補者を佐喜真淳氏と決定した。決定の発表を受けて佐喜真氏は決意表明を述べた。
以下にその全文を紹介する。
まず選考委員会のみなさまには本当にお忙しい中、慎重審議の上でご苦労もあったと思います。
不肖、私佐喜真淳を選んでいただきましたことを感謝を申し上げたいと思いますし、また皆さま方のご苦労に対して敬意を表しながら、また一緒になって県政奪還に向けてぜひお力添えを賜りますよう、お願いを申し上げたいと思います。
さらには私以外の4名の登壇者、予定しておりました、平仲さんや玉城さん、赤嶺さん、そして砂川さん。人格・能力、どれをとっても本当に素晴らしい人材でございますし、私も日頃からおつきあいをしてる方もいらっしゃいますので、非常にやりづらい、そしてこれからもまた一緒にやっていくんだというような思いで、この度の演説会に参加させていただきました。
改めてこの4名の方々にも感謝を申し上げたいと思います。ありがとうございました。
今年は復帰50年という沖縄の新たな歴史のスタートでございます。
確かに基地問題も大きな課題ではございますけれども、やはり県民の暮らし、命というものが本当に今の状況で大丈夫なのか。あるいはまた子どもたちの未来も含めて、沖縄が目指す方向というものが果たしてこれでいいのか、ということも考えながら、私は県民の先頭に立ってしっかりと沖縄というものをあるべき方向に導き、県民の皆さま方に豊かで幸せを実感できるような、そういう沖縄に持っていきたいと、そういう思いで4年前の知事選挙にも立候補させていただきました。
残念な結果ではございましたけども、4年の年月が過ぎ、当時の思いというものもいささかも変わることなく、むしろ新型コロナウイルスの感染拡大により大きなダメージを受けている沖縄の経済や、あるいはまた県民の暮らしというものをしっかりと光を当てるために、もう1回真摯にそして丁寧に、あるいはまた真心をこめて、県民のために尽くすことをお約束をさせていただきたいと思います。
9月11日が選挙という日が決定されておりますので、これから先は多くの関係者の方々のご理解とご協力、ご指示・ご支援をたまわれるよう私自身も全力で頑張ってまいりますので、ご来場の皆さま方のお力添えを賜りますよう、心よりお願いして、私の挨拶と変えさせていただきます。
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