オリオンビール(豊見城市、村野一社長)は3日までに、10月以降ビール類などを店頭想定価格で4~10%値上げすると発表した。原材料や包装資材、運搬費の価格高騰が理由。
オリオン・ザ・ドラフト、サザンスターなどのビール類、WATTAなど缶酎ハイ、ノンアルコール飲料のクリアフリーなど計44品を、10月1日売上分から値上げする。
酒税法の改定を除き、ビール類を値上げしたのは、家庭用の缶は2008年4月以来14年ぶり。業務量の樽の値上げは18年4月以来となる。オリオンビールは「各種コストの上昇は今後も継続すると想定しており、企業努力のみで上昇分を吸収することは困難と判断した」としている。
ビール大手4社も、3日までに10月からの値上げを発表している。
(玉城江梨子)
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