熱中症増加、沖縄県が注意喚起 4~6月 1人死亡、97人搬送


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 沖縄県は20日、熱中症の注意喚起を発表した。梅雨明け前後で、熱中症による救急搬送が増える傾向があるとして、予防や対策を呼びかけている。

 消防庁のまとめによる県内の2022年の熱中症での救急搬送人員(速報値)によると、4月25日から6月12日の間に、県内では97人が搬送されている。県によると5月には70代の男性が熱中症で亡くなった。搬送されたのは速報値で多い順に成人39人、高齢者37人、7歳以上18歳未満の若者20人、乳幼児1人だった。発生場所の最多は住居が32人で、公衆(屋外)17人、仕事場(工事現場など)14人などだった。

 県によると、昨年に熱中症で救急搬送された人数は、梅雨明け後1週間(7月2~8日)は平均12人で、梅雨明け前の1週間(6月25日~7月1日)の平均2・9人と比べ4・2倍増加した。
  (嘉陽拓也)


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