【ちむどんどん第54話】やっぱり「ポーク」好き 朝ドラ「ちむどんどん」キーワード集【ネタバレ注意】


この記事を書いた人 Avatar photo 瀬底 正志郎
デンマーク農業理事会の日本事務所が2009年に開催した、「デンマークポークランチョンミート ご愛顧感謝の集い」で展示されるポーク缶

 ちむどんどん第54話では、暢子(黒島結菜)が、「自分の良さとは、自分らしさとは何か」と悩み、袋小路に陥ります。兄・賢秀(竜星涼)は、「フーチャンプルーをつくるのがうまい」や「ポーク卵もうまい」ど、料理のうまさをほめてくれますが、暢子は釈然としない様子です。そこに「(暢子の良さは)ありがとうとごめんなさいを大きな声で言えること」と光を投げかけてくれたのが、母・優子でした。今週の副題は「ポークとたまごと男と女」。ポークがいかに県民に親しまれているかが分かる面白い数値があります。

 沖縄地区税関が2022年6月に発表した「沖縄地区税関・本土復帰特集~輸入編~」によると、2021年の総務省の家計調査(総世帯)では「他の加工肉」(ポークやコンビーフなど、鳥獣肉のみそ漬、塩物又はたれに漬けたものなどを差します)の支出額は全国平均が2474円に対し、沖縄は5651円でした。ポークランチョンミートを含む「豚肉調製品」の輸入額は復帰の年1972年に9億5100万円で、1974年には過去最高の30億3400万円を記録したようです。ちなみに、2021年はデンマーク、アメリカ、オランダの順に多く輸入し、額は30億2300万円と過去2番目を記録しました。

▼県民の食卓支える、沖縄・輸入品50年の推移


>>【まとめ】ちむどんどんキーワード集

▼ちむどんどんってどんな意味?

▼復帰前の沖縄、映画館と遊園地はなかった?

▼意味深な民俗学者の一言「19年の空襲で…」って?

▼「とうしんどーい!」って何? 沖縄県民には結婚式や旧盆でおなじみの曲

▼「まーさん」と言えば…ピンクと黄色のあのマーク?