伊波氏やや先行 古謝氏追う 沖縄選挙区序盤情勢 投票先2割未定


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 琉球新報社は23日、共同通信社が実施した第26回参院選の序盤情勢調査に本紙の取材を加味し、沖縄選挙区の情勢を分析した。それによると「オール沖縄」勢力が支援する無所属現職の伊波洋一氏(70)がやや先行し、自民新人の古謝玄太氏(38)=公明推薦=が追う展開となっている。NHK党新人の山本圭氏(42)、参政党新人の河野禎史氏(48)、幸福実現党新人の金城竜郎氏(58)は支持が広がっていない。

 ただ、約2割が投票先を決めておらず、終盤にかけて情勢が大きく変化する可能性もある。特に無党派層は4割超が投票先を決めておらず、無党派層の動向が当落に大きく影響しそうだ。

 伊波氏は立民支持層の8割近くと共産、社民支持層の9割を固めた。れいわ支持層の7割も支持し、無党派層の4割に浸透する。

 古謝氏は自民支持層の8割近くを固め、公明支持層の約7割の支持を得る。無党派層の支持が伸びておらず、課題となりそうだ。

 参院選への関心を聞く質問では「大いに関心がある」「ある程度関心がある」との回答を合わせて88・2%、「あまり関心がない」「まったく関心がない」が計10・5%だった。
 (’22参院選取材班)

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