ゲート前の路上に空包並べ、米軍の訓練に抗議 チョウ研究者の宮城さん


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
宮城秋乃さんは北部訓練場返還地で見つかった空包を並べて抗議した=23日、東村

 【東】チョウ類研究者の宮城秋乃さんは23日午後、沖縄県東村の米軍北部訓練場メインゲート前に、同訓練場返還地で見つかった未使用の空包約250発を並べ約30分間、米軍車両5台の通行を止めた。宮城さんは「今も続く戦争のための訓練と、放置されたままの廃棄物への抗議のためだ」と説明した。

 北部訓練場では米軍の訓練が続き、騒音などが問題となっている。宮城さんはこれまで、返還地に放置された廃棄物を米軍が引き取るよう求め、同様の抗議活動を展開してきたが、威力業務妨害と道交法違反の罪で在宅起訴されている。

【関連記事】

▼米軍の廃棄物に抗議したら家宅捜索 識者は「過剰な捜査」と指摘

▼【ルポ・写真で見る】豊かな森に米軍廃棄物 北部訓練場跡地 照明弾や未使用弾散乱 

▼「自然遺産の現状を変えたい」 米軍廃棄物に告発続ける 宮城さん

▼【識者】安易な起訴、表現の自由侵害(高作正博・関西大教授)

▼【記者解説】返還されても米軍が自由使用できるわけとは…