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沖縄県は6日、新型コロナウイルスに2241人が感染したほか、県内で初めて、オミクロン株派生型で感染力の強い「BA・4」の感染者5人が確認されたと発表した。
県衛生環境研究所が6月20~29日に採取した230検体からは「BA・5」が30人、「BA・2・12・1」も1人確認された。「BA・4」は保健所別で那覇で1人、中部で4人確認されたが、感染経路は不明という。
県内では2日連続で新規感染者が2千人を超えており、県対策本部は派生型の置き換わりが進むことで感染がさらに拡大すると懸念している。
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新型コロナの入院患者が304人。病床使用率は48・2%で圏域別では本島52・6%、宮古7・6%、感染が拡大している八重山は56・8%となった。
施設内感染などで県が支援に入っている社会福祉施設は計88カ所。施設内療養者は計224人で、内訳は高齢者施設76カ所で217人、障がい者施設12カ所で7人だった。高齢者施設では3人が酸素投与を受けている。重点医療機関で感染などによって欠勤している医療従事者は414人だった。
県は、5~6月中に那覇市内の3病院でクラスター(感染者集団)があったと報告した。クラスターは計701例となった。米軍関係の感染は22人だった。
(嘉陽拓也)
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