沖縄コロナ、2日連続2000人超 2241人 新たな派生型も確認 (7月7日朝まとめ)


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
新型コロナウイルスの電子顕微鏡写真(米国立アレルギー感染症研究所提供)

 沖縄県は6日、新型コロナウイルスに2241人が感染したほか、県内で初めて、オミクロン株派生型で感染力の強い「BA・4」の感染者5人が確認されたと発表した。

 県衛生環境研究所が6月20~29日に採取した230検体からは「BA・5」が30人、「BA・2・12・1」も1人確認された。「BA・4」は保健所別で那覇で1人、中部で4人確認されたが、感染経路は不明という。

 県内では2日連続で新規感染者が2千人を超えており、県対策本部は派生型の置き換わりが進むことで感染がさらに拡大すると懸念している。

 ▼熱中症や飲酒絡みも…沖縄で救急搬送が増加、医療圧迫で現場は疲弊

 新型コロナの入院患者が304人。病床使用率は48・2%で圏域別では本島52・6%、宮古7・6%、感染が拡大している八重山は56・8%となった。

 施設内感染などで県が支援に入っている社会福祉施設は計88カ所。施設内療養者は計224人で、内訳は高齢者施設76カ所で217人、障がい者施設12カ所で7人だった。高齢者施設では3人が酸素投与を受けている。重点医療機関で感染などによって欠勤している医療従事者は414人だった。

 県は、5~6月中に那覇市内の3病院でクラスター(感染者集団)があったと報告した。クラスターは計701例となった。米軍関係の感染は22人だった。

(嘉陽拓也)

【関連記事】

▼沖縄コロナ急拡大、副知事「対策の強化」を検討 圏域ごとに警報も

▼コロナ、八重山で「過去最大の流行」 先週は石垣市で472人、竹富町で90人感染 全県的にも増加

▼KDDI系がトップシェアの沖縄 コロナと台風も重なり…通信障害で混乱拡大

▼「4人2時間」会食制限を解除 沖縄

▼【ひと目で分かる】沖縄のコロナ最新情報