久米島町真謝の海岸で30匹以上のアオウミガメが瀕死(ひんし)の状態や死骸で見つかった問題で、桃原秀雄町長は20日、町ホームページで、「今回の事態は非常に痛ましく遺憾であるとともに、ご心配をお掛けした全ての皆さまに、心よりおわび申し上げる」と謝罪した。
今後の対策については「久米島漁業協同組合などの関係団体と再発防止策を協議中」とした上で「ウミガメの専門家や国・県などの関係機関の指導・助言を受け、島の豊かな藻場を保護しながらウミガメと漁業が共存できるよう取り組んでいく」とした。
(照屋大哲)
【関連記事】
▼ウミガメの死骸30匹超 久米島 漁業者が関与認める 刃物か、首などに刺し傷
▼「増えすぎて獣害」「網破る」…久米島のウミガメ殺傷、保護と漁のはざまで揺れる漁業者
▼「弱らせて網から外そうと刺した」久米島のウミガメ殺傷 関与した地元漁師が説明