新型コロナウイルスの感染拡大を受けて沖縄県が検討している新たな対処方針で、イベント会場でのアルコール提供に制限を設ける方向で調整していることが21日、関係者への取材で分かった。感染者の急増により医療提供体制が逼迫しているとして、県独自の「医療非常事態宣言」も出す。
21日午後の県対策本部会議で決定し、玉城デニー知事が同日夕以降に会見を開いて対処方針を発表する。新たな対処方針では、千人以上が参加するイベントの開催に際して「感染防止安全計画」を県に提出することなどを盛り込む見通し。
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