沖縄県議会前議長の新里米吉氏が死去 知事選で玉城知事の選対本部長 76歳 オール沖縄会議の共同代表など歴任


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新里米吉氏

 沖縄県議会の前議長で社民党県連委員長などを歴任した新里米吉氏が死去したことが4日、関係者の話で分かった。76歳。親族が4日正午すぎに新里氏の自宅を訪ねたところ、遺体を発見した。関係者によると、事件性はないとみられる。

 新里氏は名護市辺野古の新基地建設に反対する「オール沖縄」の結成に尽力し、翁長雄志知事の誕生の立役者となった。2020年以降は「辺野古新基地を造らせないオール沖縄会議」の共同代表を務めた。

 2020年の県議選に出馬せず、政治家を引退。7月31日には、玉城デニー知事の再選に向けた支持母体「ひやみかちうまんちゅの会」の事務所開きに出席し、選対本部長に就任していた。

 新里氏は1946年生まれ。うるま市(旧与那城町)出身。高校教諭、高教組委員長などを経て、2000年の県議選で初当選。県議4期、16年~20年に議長。

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