沖縄コロナ5050人感染 4人死亡 本島病床使用率95%(8月5日朝まとめ)


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 沖縄県は4日、10歳未満から90歳以上の5050人が新たに新型コロナウイルスに感染したと発表した。前週木曜日と比べて392人減ったが、依然として5千人を超える状態が続く。病床使用率は沖縄本島で95・3%。県は、本島地域は感染拡大が続いているとして警戒している。7月に感染した70~90代の4人の死亡が公表された。

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 4日時点で、高齢者施設で1535人、障がい者施設で192人が療養している。うち高齢者施設の77人、障がい者施設の7人が中等症に当たる酸素投与を受けている。

 新規感染者を年代別に見ると30代が806人で最も多く、10歳未満の766人、40代の762人と続いた。

 県病院事業局は7月21日に公表した県立北部病院のクラスターに関して、新たに患者1人、職員5人の感染を報告した。同クラスターの累計感染者は患者20人、職員15人となった。同病院の別病棟で発生した別のクラスターは、感染者全18人の体調が回復し、収束したと説明した。

 米軍関係は4日分として114人の感染が報告されたが、基地別の詳細は判明していない。1、2日分の基地別の感染者数も報告され、2日にはキャンプ・フォスターで25人が感染していた。

(知念征尚)

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