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「紅芋タルト」人手不足で生産追い付かず…御菓子御殿、コロナ影響で相次ぐ離職 工場停止も影響

人員不足のために製造が追い付かないと訴える御菓子御殿の読谷工場(提供)

 全国的に行動制限のない夏休みとなり、旅行需要の増加に伴って観光土産品の売り上げも回復傾向にある。一方で、コロナ下で稼働を落としてきた製造現場は、人手不足などにより供給が追い付かない課題に直面する。

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 紅芋タルトを製造・販売する御菓子御殿(読谷村、澤岻英樹社長)では、新型コロナウイルス感染拡大の影響で従業員の自己都合での離職が相次いだ。人員は工場で3割、販売では4割程度減少している。

 以前は恩納、読谷、松尾(那覇市)の三つの工場を稼働させていたが、コロナ禍でお土産の需要が減少したことで、現在は松尾工場を停止している。

 ようやく今年に入ってからの旅行需要の回復に伴い、売り上げはコロナ前の7割程度まで回復したという。だが、「このままでは製造が追い付かない」と悲鳴も上がる。

 工場が一つ減ったことで、夜中や早朝に工場を稼働させる必要も生じる。土産品需要の急回復に対して離職者の戻りは鈍く、人手不足の問題は解決できていない。これ以上の需要があった場合は対応できなくなることもあるという。

 営業本部長の久田友次郎さんは「まずは松尾工場を稼働させて製造の平準化を図りたい。那覇近郊在住の働き手を一刻も早く確保しなければならない」と話した。
 (與那覇智早)
 

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