【豊見城】新型コロナウイルス感染拡大を受け、豊見城市は8月下旬から抗原検査キットの無料配布を始める。市のホームページで1日100件を受け付ける。1人につき1キットで、1万キットを配布次第終了する。15日からはホテルなどの宿泊施設に自主隔離する市民に、宿泊費の一部助成を始めた。12月31日までで1人1泊5千円を上限に最大10日。
キットの配布は市に住民登録をしており、発熱などの症状がある人、濃厚接触者となりうる市民が対象。申請すると2日後に自宅に届く。受け付け専用のページは来週中に開設予定。
宿泊費助成の対象者は、新型コロナに感染し自宅療養する家族と同居しているが、自宅内で十分な感染対策が難しくPCRや抗原検査で陰性を確認した市民。市内のホテルなどに加え那覇市、糸満市、八重瀬町、南風原町の宿泊施設も想定する。申請方法は市のホームページから「申請書」をダウンロードし、同居人の陽性を証明する書類や宿泊施設の領収書の写しなどと共に、市都市計画課の窓口に提出する。
15日、市役所で会見を開いた山川仁市長は「医療逼迫(ひっぱく)を少しでも軽減するために、市としてできる支援をしたい」と事業の活用を呼び掛けた。
(照屋大哲)
▼基礎疾患ない30代男性が死亡、家族と電話のわずか10分後・・・沖縄
▼沖縄県「リバウンド心配」、旧盆後の症状発生にも注視を(8月14日朝まとめ)