沖縄コロナ、保育施設で44人感染のクラスターも 新規2024人 8人死亡(9月4日朝まとめ)


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オミクロン株の電子顕微鏡写真(国立感染症研究所)

 沖縄県は3日、県内で10歳未満から100歳以上の2024人が新たに新型コロナウイルスに感染したと発表した。8人が感染後に亡くなったことも報告された。クラスター(感染者集団)は5件報告され、うち1件は44人が集団で感染した。

 新規感染者数は14日連続で前週の同じ曜日から減少している。病床使用率は本島が66・9%、宮古が16・7%、八重山が11・7%で県全体では58・0%だった。重症者用の病症使用率は58・3%だった。

 感染後に亡くなったのは60代から90歳以上の男女8人。6月15日から8月18日までに陽性が判明し、6月21日から8月18日までに死亡が確認された。

 那覇市内の社会福祉施設や保育施設のクラスターが5件報告された。4月1日から10日までに陽性者が確定した社会福祉施設ではスタッフ10人、利用者14人の計24人のクラスターが発生した。4月1日から13日までに陽性者が確定した保育施設ではスタッフ10人と利用者の保育園児34人のクラスターが発生した。

 県によると、台風11号の影響で宮古と八重山の保健所が業務停止している。3日午後4時までに大きな影響は報告されていない。
  (金盛文香)

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