8日午前9時にフィリピンの東の海上で台風12号が発生した。台風は今後発達しながら北西に進み、暴風域を伴って11~12日ごろに沖縄地方に接近する見込み。沖縄気象台によると、11日以降は台風の速度が遅くなるという。
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台風は8日午後9時現在、フィリピンの東の海上にあり、時速20キロで西に進んでいる。中心気圧は998ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は20メートル、最大瞬間風速は30メートル。
台風は発達しながら北西に進み、気象台によると、10日には暴風域を伴い、11~12日ごろにかけて沖縄地方に最接近する見込み。沖縄本島地方と先島諸島では、11~12日ごろにかけて暴風となる恐れがある。
沖縄地方に接近する恐れのある11日以降、速度がゆっくりとなる予想で、影響を長期間にわたって受ける可能性がある。沖縄地方の沿岸海域では10日からうねりを伴い次第にしける見込み。沖縄本島地方は台風の接近と大潮の時期が重なり、警報級の高潮となる恐れがある。気象台は早めの台風対策を呼びかけている。 (中村万里子)
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