新たな変異株「ケンタウロス」初確認 沖縄コロナ753人、感染は減少傾向(9月16日朝)


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 沖縄県は15日、10歳未満から90代以上の753人が新たに新型コロナウイルスに感染したと発表した。変異株「BA2・75(通称・ケンタウロス)」の感染者が県内で初確認されたことも報告した。 

 BA2・75の感染者は北部在住の海外渡航歴がある20代男性で、重症ではないという。8月28日~9月4日に実施した変異株スクリーニング検査で、13日に感染が判明した。海外の渡航時期や国は非公表としている。

 1人の感染者が何人に感染させるかを示す実効再生産数は、第6波の主流だったBA5は1・19倍だが、BA2・75は1・36倍と高くなっている。重症度や病原性、ワクチンの効果などについては明らかにされていない。

 新型コロナ専用の県全体の病床使用率は39%で、圏域別にみると、本島が43・7%、宮古が9・1%、八重山が25%となっている。新規感染者は前週の水曜日より26・7%(274人)減少し、感染者数は減少傾向となっている。
 (中村優希)

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