【ちむどんどん第125話】シークヮーサー(シークワーシャー) 朝ドラ「ちむどんどん」キーワード集【ネタバレ注意】


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シークヮーサー

 ちむどんどん第125話(最終話)は、暢子(黒島結菜)の両親ときょうだい、家族、親戚が集まり大団円を迎えました。前話で突然倒れて、生死の境をさまよう歌子(上白石萌歌)。暢子と良子(川口春奈)、賢秀(竜星涼)は、歌子が目を覚ますことを願い、海のかなた「ニライカナイ」にいるお父ちゃん(賢三・大森南朋)に向かって叫びます。きょうだいの願いが通じて、歌子は無事目を覚ましました。それから約40年後、4兄弟が育った家で、優子(仲間由紀恵)の誕生日会が開かれようとしていました。

 最終話には、ガレッジセールのゴリさんや西銘駿さんなど県出身者もゲスト出演しました。ラストは、第1話でも見られた、暢子がシークヮーサーをかじるシーンが飾りました。
 
 ドラマの最初と最後を飾った「シークヮーサー」はどんな食べ物・植物でしょうか。
 シークヮーサー(シークヮーシャー)は、沖縄県に最もなじみのある在来のカンキツで、特に本島北部が名産地です。シーは「酸」(シーサン=酸っぱい)、クヮーシャーは「食べさせる者」などの意味です。主に果汁が、ジュースや御菓子に利用されています。食だけではなく、芭蕉布など植物繊維のアクを抜くために用いられたり、シミ抜きにも使われたりしました。皮が厚い「勝山クガニー」や、大きな果実がなる「伊豆見クガニー」など地域によりさまざまな名称があります。

 暢子がかじりついていたのは、果実は小さいけど品質に優れた「大宜味クガニー」かもしれません。クガニーは、熟すと黄金(クガニ)色になることに由来します。また、シークヮーサーに見た目は似ていますが、より皮が厚い「カー(皮)ブチー(厚い)」という種類もあります。


>>【まとめ】ちむどんどんキーワード集

▼ちむどんどんってどんな意味?

▼復帰前の沖縄、映画館と遊園地はなかった?

▼意味深な民俗学者の一言「19年の空襲で…」って?

▼「とうしんどーい!」って何? 沖縄県民には結婚式や旧盆でおなじみの曲

▼「まーさん」と言えば…ピンクと黄色のあのマーク?