ウチナーの絆を深め次世代に 世界のウチナーンチュ大会閉会式 次回は2027年予定


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夕日が差し込むスタジアムでの閉会式で盛り上がる参加者=3日夕、沖縄セルラースタジアム那覇

 世界中のウチナーンチュが沖縄に集結する「第7回世界のウチナーンチュ大会」の閉会式が3日、那覇市の沖縄セルラースタジアム那覇で行われた。10月30日の前夜祭や同31日の開会式など、期間中のイベントを通し、県内に住むウチナーンチュと、沖縄を飛び出して世界各国に根付いたウチナーンチュが交流を深めた。次回大会は5年後の2027年を予定している。

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 閉会式で玉城デニー知事は「私たちはウチナーネットワークという強い絆で結ばれた家族『ヤーニンジュ』だ」と、世界のウチナーンチュへの親しみの深さを強調。「ユイマール(助け合いの心)」「ヒヤミカチ(困難に打ち勝つ精神)」「肝心」「命どぅ宝」を次世代につなぐと誓ったうえで、「ウチナーシンカ(仲間)が、平和と笑顔で行われたウチナーンチュ大会を誇りにし、世界中から戦争の恐怖を一日も早く取り除くことができるよう、対話と共存を求めて頑張っていこう」と呼び掛けた。

 ペルー沖縄県人会の小橋川ラウール会長は「(歓迎を受け)私たちもウチナーンチュの一人なんだと、家族の一員なんだと感じることができた。そのことを決して忘れず、子どもやその子どもに沖縄への愛を伝えていく」と話した。

 閉会式の後はグランドフィナーレが同会場で行われ、BEGINやディアマンテス、紫といった沖縄を代表するアーティストがステージを彩り、4日間の祭典に幕を閉じる。
 

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