【東京】与那国町の公道で陸上自衛隊の16式機動戦闘車(MCV)を使った訓練が行われたことについて糸数健一町長は17日、都内で琉球新報などの取材に応じ「訓練の怖さよりも、その先にある有事があっては困る。それをなくすためには、これもやむを得ないだろう」と述べ、肯定的に捉えた。訓練については「政府として指一本触れさせないという意思表示をすることが抑止力につながる」とも述べた。
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台湾有事の危険性にも言及しながら「個人的には米国、日本の自衛隊、そして台湾軍の共同で訓練できれば完璧に抑止力になると思う」との見解を示した。 国民保護法に基づく住民保護については、国、県を含めて住民保護の「シミュレーション、準備がきちんとできているか。甚だ心もとない。非常に心配だ」と述べた。 糸数町長は全国町村長大会出席のため上京していた。 (斎藤学)
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