沖縄県は6日、県内で新たに813人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。800人を超えたのは9月14日以来。
新規感染者の年代別では40代が127人と最多で、続いて50代125人、20代114人、10代106人、30代95人、10歳未満85人などとなっている。重症化リスクがある発生届け出の対象者は135人で、地域別では南部45人、中部34人、那覇市24人、八重山15人、北部10人、宮古4人などだった。
入院患者は162人で病床使用率は25.4%。圏域別病床使用率は本島26.7%、宮古8.1%、八重山22.2%だった。中部地域では医療機関への入院調整が困難になる時間帯もあるため、県の宮里義久感染対策統括監は「入院患者が増えると医療逼迫(ひっぱく)につながるので警戒を強めている」と語った。
高齢者施設や障がい者施設での感染も広がっており、県対策本部は37施設に支援に入っている。高齢者施設では111人が施設内で療養しているという。
(嘉陽拓也)
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