沖縄県は20日、新たに877人が新型コロナウイルスに感染したとともに、70~80歳の男女計4人が感染後に死亡したと発表した。亡くなった4人はいずれも基礎疾患があり、入院中だったという。
新規感染者の年代別では30代が140人と最多で、続いて10代138人、40代120人、20代108人、50代106人などとなっている。重症化リスクが高い発生届け出対象者は188人だった。
入院患者は224人で病床使用率は33・0%。圏域別では本島35・6%、宮古16・7%、八重山22・2%だった。
施設内感染などで県が支援に入っている社会福祉施設は46カ所。施設内療養者は計216人で、内訳は高齢者施設が193人(そのうち酸素投与は4人)、障がい者施設は23人だった。
病院事業局は同日、15日から県立精和病院で患者1人、職員5人が感染するクラスター(感染者集団)が発生したと発表した。感染経路を調査中で、感染者が増える可能性があるという。
(嘉陽拓也)
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