沖縄県は17日、新たに965人が新型コロナウイルスに感染したほか、80代から90歳以上の男女計4人が感染後に死亡したと発表した。12~16日の新規感染者は前週の同じ曜日と比べ減少していたが、17日は増加に転じた。城間敦感染症総務課長は「感染拡大は落ち着きつつあるが、医療機関は厳しい状態が続いている」と述べた。
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新規感染者の年代別では、40代が141人と最多で、続いて10代128人、50代124人、30代119人と続いている。入院患者は301人で病床使用率は44.7%。圏域別病床使用率は本島45.6%、宮古19.7%、八重山75.0%だった。
県が支援に入っている社会福祉施設は92施設。施設内療養者は353人で、内訳は高齢者施設276人(酸素投与5人)、障害者施設77人だった。
県病院事業局は同日、県立中部病院で2件のクラスター(感染者集団)が確認されたと発表した。昨年12月23日から入院患者9人、職員7人の計16人が感染したという。いずれのクラスターも収束していない。
(嘉陽拓也)
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