米軍、銃身出し国道を走行 市民「恐怖を感じる」 沖縄・辺野古で水陸両用戦闘車


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国道329号を走行する米軍の戦闘車=14日午前10時24分ごろ、名護市辺野古(提供)

 【名護】沖縄県名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブ沿いの国道329号で14日午前10時24分ごろ、米海兵隊の水陸両用8輪装輪装甲車歩兵戦闘車「LAV―25」とみられる車両3台が銃身とみられる部品を出したまま走行するのを辺野古新基地建設に反対する市民らが目撃した。市民からは「恐怖を感じる」「あり得ない」などの声が上がった。

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 米軍車両はキャンプ・シュワブのゲートを出て、国道329号を南下したという。北部国道事務所や沖縄防衛局など関係機関に事前に連絡はなかった。北部国道事務所は「通行許可が必要な大型車両ではない」としている。沖縄防衛局は「米軍の運用に関する一つ一つについて承知していないが、公共の安全に妥当な配慮を払っているものと承知している」としている。

 辺野古に住む男性は「銃身を出したままの米軍車両が辺野古を走るのは聞いたことがない」と話した。辺野古区に住む女性は「これまでにはなかった米軍の動きで、不安を感じる」と述べた。ゲート前で抗議していた市民らからは「武装車両が公道を通ってもいいのか。住民にこうした光景を慣れさせようとしているのではないか」などの声が上がった。

(松堂秀樹)


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