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「キャンペーンガール」や「レディ」…女性限定に疑問の声 他団体でも見直しの動き 「ミス沖縄」休止


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
那覇空港で観光客を出迎えるミス沖縄=2019年8月

 沖縄観光コンベンションビューロー(OCVB)は17日、「沖縄観光親善大使ミス沖縄」について、選出事業を休止すると発表した。2022年度の募集に際して応募資格から「未婚」の条件を外していたが、ジェンダー平等の観点から女性限定の募集に疑問の声もあり、新たな観光PRの形を検討するとした。

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 他の自治体や団体でも、社会環境の変化に合わせ、従来のような制限を設けずに募集を掛ける団体が増えてきた。オリオンビール(豊見城市)は、CMなどに出演して販促を担ってきた「オリオンキャンペーンガール」を、2021年度に廃止した。

 ビール大手各社がキャンペーンガールを廃止しているという業界の流れに加え、新型コロナウイルスの影響でイベントが開催できなくなり、需要がなくなったことが背景にある。

 県酒造組合が琉球泡盛の魅力を伝えるために募集している「泡盛の女王」は、応募者の減少に歯止めを掛けるため、昨年度から年齢制限を撤廃した。同組合の新垣真一専務理事は「役員の一部からは、『女王』は今の時代に合わないので性別不問にしてもいいのではという問題提起があるが、まだそこまで踏み切れていない」と話した。

 浦添市の親善大使である「てだこレディ」は2021年から名称を変え「てだこ大使」として活動している。今年の5月からの任期の、那覇市の観光PRを行う「那覇観光キャンペーンレディ」の募集要項では、年齢、未婚・既婚、性別は問わないとある。一方でファイナリストへの特典として「最終審査で着用するワンピースをプレゼント」としている。
 (與那覇智早、玉城江梨子)


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