陸自の水陸両用車、夜の国道を横断 日米離島奪還訓練に向け米軍キャンプ・ハンセンに搬入 沖縄・宜野座


この記事を書いた人 Avatar photo 瀬底 正志郎
日米共同訓練「アイアン・フィスト23」に向けて、国道329号を横断して基地内へと向かう陸自の水陸両用車=8日午後9時ごろ、宜野座村松田

 離島奪還作戦を実施する日米共同訓練「アイアン・フィスト23」に向けて、陸上自衛隊は8日、沖縄県宜野座村松田の「潟原進入路」と呼ばれる地点から水陸両用車AAV7を陸揚げし、米軍キャンプ・ハンセン内へと運び込んだ。

▼シュワブ水域で上陸訓練、公道使用も…日米の離島奪還訓練、本格化へ

 陸揚げされた水陸両用車は6台で、8日午後9時ごろから、多くの自衛隊員が誘導する中、国道329号を横断し、米軍基地内へと向かった。

 県内では9日以降、離島奪還訓練が本格化し、ハンセンに近いブルー・ビーチ訓練場などを使った着上陸訓練などが実施される見通しだ。

(池田哲平)


 

【関連記事】

▼米海兵隊、離島奪還訓練の写真を公開 キャンプ・ハンセン

▼陸自と米海兵隊 徳之島での訓練を公開 部隊同士の連携を強調

▼台湾有事での米基地使用、首相の判断は? 米軍との事前協議巡り見解

▼「八重山警備隊」を新編 石垣の陸自 車載式ミサイル配備 570人でスタート

>>特集・追う南西防衛強化