沖縄県は8日、石垣港に入港中の国際クルーズ船の乗客3人を含む、新たに109人の新型コロナウイルス感染を発表した。またクルーズ船客で届け出対象外1人の感染も確認した。県によると、クルーズ船の3人は船内の検疫で感染が確認され、石垣港の検疫所から県に発生届が出された。60代1人と70代2人。船内で隔離している。
22年9月以降、県への届け出の対象は、高齢者や妊婦などの重症化リスクのある人で、国内基準が海外在住者にも適用される。県によると、届け出があった3人を含め、県が8日午後5時時点で把握しているクルーズ船の感染者は計4人。
県ワクチン・検査推進課によると、浦添市の浦添カルチャーパーク西口駐車場内の接触者PCR検査センターは利用者の減少などのため、25日から受け付けを停止する。県内各地の一般無料検査は3月中は継続し、それ以降の継続は4月以降に判断するという。
8日に報告された新規感染者は、年代別では10代が21人と最多で、30代と40代がそれぞれ20人などと続いた。入院中は22人。重症1人、中等症10人。県全体の病床使用率は3.4%。圏域別では本島4.0%、宮古0%、八重山2.2%。
施設内感染などで県が支援に入っているのは高齢者施設4カ所で、施設内療養者は8人。
(中村万里子)
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