「岩手日報」の特別号外を沖縄で配布 「忘れないで」 東日本大震災12年


この記事を書いた人 Avatar photo 仲井間 郁江
東日本大震災から12年目を迎え、特別号外を配る岩手日報社の郷右近勤総務企画部長(中央)ら=11日、沖縄県那覇市のパレットくもじ前交通広場

 東日本大震災から12年を迎えた11日、岩手県の県紙・岩手日報社(盛岡市、川村公司社長)が、沖縄県那覇市のパレットくもじ前交通広場周辺で特別号外500部を配布した。発行は毎年続き、今年で12回目。

 特別号外は8ページで、岩手県外から岩手に移住して地域おこしに取り組む若者や、震災を乗り越えて活躍する高校球児らを紹介。国内外からの支援への感謝と復興の現状を伝えている。

 号外を配った同社の郷右近(ごうこん)勤総務企画部長は「これからも東日本大震災を忘れないでほしい」と話した。

 号外配布には沖縄の琉球新報社や沖縄タイムス社の社員、「在沖縄岩手県人会美らめんこい会」のメンバーも協力した。


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