
【東京】エマニュエル駐日米大使は15日、防衛省で報道陣の取材に応じ、日米同盟の強化によって沖縄の基地負担が増加している点について問われ「自由で開かれたインド太平洋を守るための責任だ。負担ではない」と持論を展開した。
エマニュエル氏は「私たちには全員、この自由で開かれたインド太平洋を守るために、役目、責任がある」とし「日本の国益、米国の国益にもなる」と強調した。
また、米軍基地と地元との関係について「私は沖縄を含めて全国さまざまな所を訪れたが、米軍と基地の所在市町村は非常にいい関係だ」と述べた。その上で「米軍基地がある場所ではどこでも、良き隣人として振る舞う責任がある。その取り組みは変わらない」と語った。
エマニュエル氏は防衛省で浜田靖一防衛相と会談した後、記者団の取材に応じた。
(明真南斗)
【関連リンク】
▼基地集中は「不平等」沖縄県内61% 全国40%と落差 新報・毎日世論調査
▼「戦時体制へ一歩」「国会にだけ任せていたら沖縄が戦場に・・・」国会で沖縄の大学教授が指摘したこと
▼宮古島を「戦闘機が飛び立ち、ミサイルが飛び交う島にしない」
▼「中国との紛争で嘉手納に生き残れるものは何もない」米軍準機関紙が指摘したこと
▼台湾有事「各自でなんとか生き延びてくれ」与那国町、住民に避難費用支給の基金設置へ