【那覇】那覇市の知念覚市長は5日の定例記者会見で、古謝玄太副市長が第5子の誕生に合わせて8月上旬から約1カ月、産後パパ育休(出生時育児休業)を取得すると発表した。育休期間中、重要な案件があればオンラインなどを活用して業務に当たる。
産後パパ育休は2022年10月にスタートした制度で、妻の産後8週間以内に最大28日、取得できる。原則子どもが1歳になるまで取得できる育児休業とは別に取得が可能となっており、2回に分割して取ることもできる。市によると特別職の副市長に同制度は適用はされないため、同制度を準用する形で育休を取得する。
知念市長は「子どもは次世代を担う沖縄の宝だ。誰しもが育児に関わることで男性も育休を取得しやすい環境づくりと、それが普通と思える社会の実現を目指し、副市長を全面的にバックアップしたい」と語った。
会見に同席した古謝副市長は「積極的に育休取得を推奨、支援してくれた市長や同僚の皆さんに感謝したい。育児に父親が参加する意識は一般的になってきたが、まだ取得率は低い。特別職である私が率先して取ることで男性職員がさらに取りやすい環境整備につながればと考えている」と語った。
(吉田健一)
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