戦争生き抜いた人たちがいて、自分がいる “ヒップホップクイーン”Awichがつなぐ「沖縄の心」


戦争生き抜いた人たちがいて、自分がいる “ヒップホップクイーン”Awichがつなぐ「沖縄の心」
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 「ありったけの地獄を集めた」と表現される地上戦が繰り広げられた沖縄では、県民の4人に1人が亡くなった。  

 沖縄出身の人気ラッパーAwich(エーウィッチ)さんは、幼い頃から家族の戦争体験を聞いて育った。  

 日本軍の兵だった祖父、戦時下に生まれ戦後の厳しい暮らしを知る父…。身近な人の体験を聞くことは、Awichさんにとって「とても尊い財産」だという。この夏には伯母を訪ね、戦争で犠牲になった家族のことや戦中戦後の話に耳を傾けた。  

 戦後、Awichさんの母が通っていた学校に米軍ジェット機が墜落した。その58年後、今度は娘の通う小学校に米軍ヘリの部品が落下した。夫を亡くし失意に暮れていたときには、父の言葉が再起の力になった。

 厳しい時代を生き抜いた故郷の先人たち。不条理の中で力強く羽ばたこうとしている子どもたち。Awichさんは「沖縄の心」に向き合い続けている。

>>【動画と本編】「大嫌いだった」沖縄、Awichがたどり着いた答え 北島角子さんとの縁・・・明かされる家族の歴史

この記事は琉球新報社とYahoo!ニュースによる連携企画です。

動画と本編

「大嫌いだった」沖縄、Awichが見つけた答え 北島角子さんとの縁…明かされる家族の歴史 【動画あり】

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