仲井間 郁江 
台風11号は31日午前9時現在、沖ノ鳥島近海に位置し、時速20キロで西北西に進んでいる。
沖縄気象台によると、台風の進路予想は30日までの段階に比べてやや南寄りに変わり、9月2日にかけて強い勢力で宮古・八重山諸島に接近する見込み。気象台は、暴風や高波に警戒し、早めに台風対策を進めるように呼びかけている。
沖縄気象台によると、最も接近する時間帯は、沖縄本島地方で1日夜ごろ、宮古島地方が2日朝から明け方ごろ、八重山地方は2日朝から昼ごろと予測している。
31日午前9時現在、台風11号の中心気圧は985ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は30メートル、最大瞬間風速は45メートル。中心から55キロ以内が風速25メートル以上の暴風域。中心の北東側330キロ以内、南西側220キロ以内が風速15メートル以上の強風域となっている。
沖縄地方の沿岸の海域ではうねりを伴い、9月1日から大しけとなる見込み。
9月1日に予想される最大風速（最大瞬間風速）は沖縄本島地方で20メートル（30メートル）、宮古島地方で23メートル（35メートル）、八重山地方で18メートル（30メートル）。
9月2日に予想される最大風速（最大瞬間風速）は沖縄本島地方で20～24メートル（25から35メートル）、宮古島地方で25～29メートル（35～45メートル）、八重山地方25～29メートル（35～45メートル）
沖縄本島地方と宮古・八重山諸島では、9月1日は多い所で1時間に30ミリの激しい雨が降る見込み。台風の進路などによっては、沖縄本島地方と宮古・八重山諸島では、9月1日から2日にかけて警報級の大雨となる恐れがある。9月2日正午までの24時間に予想される雨量は多いところで、沖縄本島地方100～150ミリ、宮古・八重山諸島100～150ミリ。
一方、台風12号は31日午前6時現在、トラック諸島近海にあり、時速15キロで北に進んでいる。中心気圧は998ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は20メートル、 最大瞬間風速は30メートル。中心から220キロ以内が風速15メートル以上の強風域。今後、勢力を発達させながら4日ごろに日本の南に接近する可能性がある。
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