【南城】古謝景春南城市長のセクハラ疑惑で、南城市議会(中村直哉議長)は20日、疑惑を解明する特別委員会(百条委員会)を設置する動議を賛成少数(賛成8、反対11)で否決した。動議は野党、中立、無会派の市議7人が提出していたが、市長を支える与党会派が反対に回った。
採決に先立ち、疑惑発覚後、初めての市長に対する質疑も行われた。市長は「私は報道されているセクハラについては一切やっておりません」と否定した。今回の問題は、市長の運転手をしていた女性が昨年12月、「市長からセクハラを受けた」と申告。市長は当初「すみませんでした」「私はいつでも辞める覚悟です」と女性にメッセージを送っていたが、その後、市長は第三者を入れた調査を拒否。市は同月末に女性の契約を解除した。