大宜味村の副村長に宮城豊氏 4月に就任 22年10月以降の不在解消へ 沖縄


大宜味村の副村長に宮城豊氏 4月に就任 22年10月以降の不在解消へ 沖縄 副村長就任が決まった宮城豊氏=20、大宜味村役場
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 【大宜味】大宜味村議会(大城佐一議長)は20日の臨時会で、友寄景善村長が提案した、村総務課長の宮城豊氏(60)を副村長に起用する人事案を全会一致で可決した。任期は4月1日から4年間。大宜味村では前副村長が辞職した2022年10月以降、副村長不在の状態が続いている。副村長の人事案はこれまで2回提出されたがいずれも否決されていた。

 宮城氏は村屋古在住。沖縄大卒。22年4月から村総務課長を務めている。友寄村長は提案理由について「村役場での行政経験も豊富で、村民や私と共に村行政を進める上でふさわしい」と説明した。新年度に向け「執行体制を整え、事業計画の着実な遂行や山積する課題の解決を図りながら、福祉の向上と村政発展のため村民の期待に応えなければならない」と訴えた。

 人事案の可決を受け、宮城氏は「働きやすく意見が言いやすい職場環境づくりを通じて業務の遂行をより円滑にし、住民生活にフィードバックできればいい。笑顔が絶えない村づくりを目指したい」と語った。(武井悠)