中学生の給食費無償化を支援 25年度から デニー知事が発表 事業費20億円、半分を県が負担 沖縄


中学生の給食費無償化を支援 25年度から デニー知事が発表 事業費20億円、半分を県が負担 沖縄 給食費の無償化について説明する玉城デニー知事=24日、沖縄県庁
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 沖縄県の玉城デニー知事は24日の定例記者会見で、2025年度から県内の中学生の給食費の無償化に取り組むと発表した。中学生の給食費を無償とする市町村に対し、その費用の半分相当を県が補助する。事業総額20億円を必要とし、県が半分の10億円を負担、残る10億円は各市町村の負担となる。6月から各市町村への説明を進める方針。

 玉城知事は「給食費の無償化は子どもの健やかな育ちを支え、子育て世帯の経済的負担を軽減する『未来への投資』だ」と述べた。

 玉城知事は22年の知事選で、「学校給食の無償化」を公約に掲げていた。23年度当初予算に、無償化に向けて課題を整理するために学校給食費支援事業として538万円を計上。24年度も同事業に500万円の予算を計上した。

(慶田城 七瀬)