被告の身柄は米側に戻る 那覇地裁が保釈 時期や理由は「答えられない」 米兵少女暴行事件 沖縄 


被告の身柄は米側に戻る 那覇地裁が保釈 時期や理由は「答えられない」 米兵少女暴行事件 沖縄  基地で掲揚されている日米の国旗
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 米軍嘉手納基地所属の米空軍兵長の男(25)が、わいせつ誘拐などの罪で那覇地検に起訴された米兵少女暴行事件で、那覇地裁が被告を保釈していたことが26日、分かった。地裁は琉球新報の取材に、被告側からの保釈を認めた時期や理由について「答えられない」としている。

 県によると、那覇地裁から保釈後に被告の身柄は米側に移されたと、米軍が県に説明したという。

 米軍から県が受けた説明によると、起訴された3月27日以降、那覇地裁に保釈金が支払われ、保釈が認められた。被告の身柄は米側に移され、嘉手納基地内で拘束されているという。7月12日から行われる被告の公判期間中、基地内から基地外へ出ることができないよう管理するとしている。

 那覇地検などによると、事件は2023年12月24日に発生した。県警が米側の捜査機関と連携して捜査し、3月11日に同容疑で書類送検した。被告の身柄は日米地位協定に基づき、米側が確保した。県警は引き渡しを求めなかった。その後、地検が同27日に起訴し、被告の身柄が日本側に移っていた。