20年ぶりの新紙幣、沖縄でも金融機関へ次々引き渡し 日銀那覇支店が134億円分用意


20年ぶりの新紙幣、沖縄でも金融機関へ次々引き渡し 日銀那覇支店が134億円分用意 ジュラルミンケースに新紙幣を詰める警備会社の職員ら=3日午前8時16分、日本銀行那覇支店(大城直也撮影)
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 日本銀行は3日、20年ぶりに図柄を刷新し、最新の偽造防止技術を施した一万円札、五千円札、千円札の三種類の新紙幣の発行を始めた。那覇市おもろまちの日銀那覇支店では午前8時15分ごろ、梱包された新紙幣が次々と現金輸送車に積まれ、県内各金融機関へと運ばれていった。日銀那覇支店によると、3日時点の那覇支店管内で用意した新紙幣は134億円分。順次、旧紙幣と入れ替えていく予定だ。

 沖縄銀行、琉球銀行の各支店では新紙幣が順次到着するため、4日午後からの取り扱い開始を予定している。沖縄海邦銀行は3日午後にも、本店営業部、新都心支店で取り扱いを始める予定。

 日銀那覇支店の小島亮太支店長は「銀行券が円滑に流通していくよう万全を期していく」とあいさつした。