北大東村長が空自レーダー受け入れを正式表明　防衛省政務官と面談　配備本格化へ　沖縄　

　【北大東】沖縄県北大東村への航空自衛隊の移動式警戒管制レーダー配備計画について、三宅伸吾政務官ら防衛省幹部が22日、北大東村を訪れ、鬼塚三典村長と村議会議員と面談した。三宅政務官らが村に配備計画を改めて説明した。鬼塚村長は三宅政務官に配備を正式に受け入れる旨を伝えた。面談を受けて今後、本格的に配備計画が進められる。

　面談の冒頭、三宅政務官は「太平洋側の警戒監視体制の強化がわが国の国防上、喫緊の課題となっている」と説明し、「北大東島に航空自衛隊警戒管制レーダーの配備を防衛省、自衛隊としてお願いをしてるところであり、意義をご理解いただきたい」と話した。

　鬼塚村長は「三宅政務官より移動式レーダー配備の意向や配備の意義をお伺いしたことを踏まえ、原則として配備を受けいれたい」と述べた。

　鬼塚村長の言葉を受け、三宅政務官は「心より感謝を申し上げたい。今後は村としっかり緊密に連携を取り、住民の皆さまのご理解もさらに深めながら、施設整備等を着実に安全に進めたい」と述べた。