豊見城市の友愛医療センターが、救急車型ドクターカーの購入資金をインターネットなどで募っていたクラウドファンディングで、期日の7月末までに目標額の2000万円を達成した。購入費約4000万円の半額に当たる。
すでに車体を整備中で、9月にも実証実験をし、早ければ10月から運用を始める。救急医療体制と災害対応能力の強化、持続可能な地域医療体制の構築の三つを目的としていた。
ネットで664件、同センターに直接持ち込まれた87件の寄付があり、総額は約2300万円に達した。100万円以上の寄付も11件あった。
寄付には「この病院があるから安心して生活できています」などのメッセージが添えられていたという。運営する社会医療法人友愛会は「大きな感動と未来への希望を私たちに与えてくれました」とする謝辞を発表した。
(宮沢之祐)