関東圏を中心に相次ぐ強盗事件で、県警生活安全企画課は23日、闇バイトへの警戒を呼びかけるメッセージを発表した。県警によると容疑者が実行役として加担している背景に、交流サイト(SNS)に掲載された「闇バイト」への応募がある。同日、同種事案への注意喚起の動画を動画配信サイトYouTubeの「沖縄県警察公式チャンネル」で公開した。動画は非行少年の学習支援などを行う大学生少年サポーターと県警察少年サポートセンターが共同制作した。
県警生活安全企画課は闇バイトについて、若者や少年らがSNS上での募集に応募している実態を指摘し、「誰もが実行役として加担してしまう危険性がある」とした。その上で、「高額報酬」や「即日即金」などをうたい、内容を明かさない募集に警戒するよう呼びかけた。
県警は闇バイトへの接触を防ぐ方法として、家族間での密なコミュニケーションや、金銭に関する困りごとなどを話しやすい環境を作ることも推奨した。
一方で、強盗事件に巻き込まれないための対策として、戸締まりの徹底や室内を明るくすることなどを求めた。また、訪問販売や買い取り業者を装って被害者に近づく手口もあるとして、安易に面識のない人を自宅に招き入れないことも重要とした。