県高校文化連盟は8日午後、高校生らが文化活動の成果を発表する県高校総合文化祭の総合開会式を那覇市泉崎の琉球新報ホールで開いた。合唱や放送、弁論、郷土芸能など多彩な舞台発表を実施したほか、文化祭の標語やポスターの最優秀賞受賞者らを表彰した。
開会式は那覇高校の吹奏楽部のファンファーレで始まった。式典で生徒代表で沖縄尚学高校2年の池原爽歌さんが「私たちはそれぞれの分野で一生懸命に取り組み、準備を重ねてきた。最高のパフォーマンスを届けたい」と意気込みを語った。連盟の宮里哲会長は「参加生徒が文化創造の担い手としてさらに成長していくことを祈念する」とエールを送った。
舞台発表は、県高校生郷土芸能ソロコンテストの金賞受賞者らによる「かぎやで風」で幕開けした。首里高校合唱部、八重山高校郷土芸能部による公演などがあった。
11月8~10日は沖縄市立中央公民館で写真部門、うるま市石川会館で演劇部門がある。9日は糸満市のシャボン玉石けんくくる糸満で郷土芸能部門、沖縄市民会館で音楽部門がある。13日は同市の球陽高校で文芸・図書部門が実施される。17日には那覇市の国際通りでパレード部門がある。文化祭は9月10日の弁論部門を皮切りに実施されている。
大会標語、ポスターなどの最優秀賞受賞者は次の通り(敬称略)。
【標語】比嘉一龍(いちろう)(球陽1年)
【ポスター】吉田百花(開邦1年)
【標語揮毫(きごう)】糸嶺好海(このみ)(真和志2年)、宮里桃佳(那覇2年)