西原高校マーチングバンド部が、20日に台北市内で開かれる「2024年総統府音楽会」に出演する。17日、那覇空港を出発した部員58人は「全力で演奏を届けるので応援よろしくお願いします」と意気込んだ。
音楽会は総統府と中華文化総会が主催し、台湾の有名アーティストなどが出演する。海外からの出演は同校のみ。日本からの招待は昨年出演した一青窈さんに続き2度目で、学生の参加は初めてとなる。
かぎやで風節など沖縄の音楽を取り入れた演目や「アイドル」「阿修羅ちゃん」などの現代曲に合わせた演舞を披露する。世新大学(台北市)のチアリーディングチームとのコラボレーションも予定している。
4泊5日の日程で、イベント出演の他にも、超高層ビル「台北101」や圓山大飯店でフラッシュモブも実施する。
部長の仲里音奏(おとか)さん(17)は「緊張もあるが、ワクワクしている。台湾の人に西原高校の演舞を見てほしい。交流や料理、観光も楽しみ」と話した。顧問の仲本裕樹さん(46)は「子どもたちにいろいろな経験をしてもらう良いきっかけだ。高校生の力をアピールできればと思う」と期待を込めた。
(中村優希)