南城「Nバス」、県の通学支援の対象に 2024年2月から 非課税世帯の中高生などが対象


南城「Nバス」、県の通学支援の対象に 2024年2月から 非課税世帯の中高生などが対象 「Nバス」(資料写真)
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県が子どもの貧困対策として、非課税世帯などに向けて実施している中高生のバス通学支援事業で、南城市のコミュニティーバス「Nバス」の利用者が、来年2月1日から新たに対象になる。

 19日に開かれた県議会子どもの未来応援特別委員会で新垣淑豊氏(沖縄・自民)の質問に県教育委員会が答えた。

 支援事業は民間や各自治体が運営するバス、モノレールなどを利用する県立と私立の中学校や高校、国立高等専門学校に通う生徒・学生のうち、奨学のための給付金受給世帯や非課税世帯などが対象となっている。「Nバス」の参画は16事業者目。13事業者を対象に開始した2020年以降、対象生徒と事業者が年々拡大している。

 利用者は最寄りのバス停が路線にある向陽高校(八重瀬町)の生徒や、市外の中学、高校にバスなどを乗り継いで通う南城市民を想定している。学校を通じて毎月5日までに県に申請することで、翌月から支援を受けることができる。問い合わせは県教委教育支援課、電話098(866)2116。各学校の事務室でも受け付けている。
(高橋夏帆)