沖縄市の西村裕一さん(64)が25日、那覇市久茂地のくもじ献血ルームで、県内では2人目となる千回目の献血を達成した=写真。大分県出身の元航空自衛隊員。2018年に沖縄に移住してからも定期的に続けてきた。「誰かのために何かできることを」との思いで16歳の時に協力した最初の献血から47年余。「とても感慨深い。誇りに思う」と語った。献血できる69歳まで「続けようと思っている。1111回はいきたい」と笑った。
西村さんは血小板や血漿(けっしょう)などを採血し、製剤や薬の原料に活用される成分献血に長年協力。沖縄移住後は上限の年間24回の献血を続けてきた。
継続できたことについては「健康を大事にしてきたからこそだと思う」と振り返る。今でも1万歩以上を歩くよう心掛けるなど健康を維持し「少しでも社会に貢献したい」と意気込んだ。
(謝花史哲)