【沖縄】沖縄署(金城重成署長)は17日、沖縄市のコンビニエンスストアで特殊詐欺の被害を未然に防止したとして、ファミリーマート沖縄泡瀬店オーナーの男性(59)と、いずれも40代の男女店員2人に感謝状を贈った。金城署長はオーナーの男性らに感謝し、「今後も犯罪被害防止にご協力お願いします」と呼びかけた。
沖縄署や同店によると、6月24日、パソコンに感染したウイルス除去のサポートをするための手数料として、10万円分の電子ギフトカードを購入するように電話で持ちかけられた60代男性が来店した。カードを購入しようとしたところ、詐欺を疑った店員2人が男性に声をかけ、被害を防いだという。
男性のパソコンは画面が突如フリーズし「ウイルスに感染している」との文章と電話番号が表示されたという。男性が電話をかけたところ、通話相手からウイルスを除去するとして遠隔でパソコンが操作された上、外国人風の人物とビデオ通話がつながりカードの購入を促されたとみられる。
男性店員は同様の詐欺が多発しているとの報道を見ていて、来店した男性がだまされていると気付いたという。オーナーの男性は「今後もお客さまへの声かけを大切にしたい」と語った。
(西田悠)