沖縄弁護士会長に野崎氏 女性2人目、初の県出身者<人事>


沖縄弁護士会長に野崎氏 女性2人目、初の県出身者<人事> 野崎聖子氏
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 沖縄弁護士会(金城智誉会長)の2024年度役員選挙の届け出が29日に締め切られ、次期会長に同会弁護士の野崎聖子氏(49)が無投票で当選した。任期は4月1日から1年間。女性の会長は20年度の村上尚子氏に次いで2人目で、県内出身者では初。野崎氏は「自然体にできることを一つ一つ積み上げていければ」と意気込んだ。 

 野崎氏は宮古島市(旧城辺町)出身で宮古高出。1996年に琉球大学法文学部を卒業し、2000年に4度目の挑戦で司法試験に合格した。横浜で司法修習後、02年に第二東京弁護士会に登録。出産などを機に帰沖し、06年に沖縄弁護士会へ入会した。18年度に副会長を務めた。県の審議会委員などを担い、現在は県内大手企業の社外取締役の委嘱も受けている。

 副会長は川田浩一朗、高橋大地、安里学、西端裕子の4氏が就任する。25日現在、会員数291人(特別会員3人含む)のうち女性は50人で、割合は約17%となっている。

※注:高橋大地氏の「高」は旧字体

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