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見た目は「ガイコツ?」「パンダ?」 新種の“ホヤ”がSNSで話題に 沖縄・久米島周辺に生息


見た目は「ガイコツ?」「パンダ?」 新種の“ホヤ”がSNSで話題に 沖縄・久米島周辺に生息 久米島周辺の海中で撮影された通称「ガイコツパンダホヤ」=2021年3月(長谷川尚弘さん提供)
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 久米島周辺に生息し、白黒の体に血管が骸骨のように透けて見えることから「不気味」「かわいい」などと交流サイト(SNS)で話題になっていた通称「ガイコツパンダホヤ」について、北海道大学は1日、ホヤの新種であることが分かったと学会誌に発表した。

 学名は「骨の」と「パンダの」を意味するラテン語を組み合わせた「クラベリナ・オシパンダエ」となった。

ガイコツパンダホヤの正体は不明だったが、解剖や系統解析を行った結果、体の色と模様や、群れをなす形態などの特徴から、既知のホヤとは異なると判断したという。2017年ごろに久米島のダイビングショップがネットで紹介し、SNSやテレビで注目されていた。

 研究に当たった北大大学院理学院博士後期課程3年の長谷川尚弘さん(動物分類学)は「SNSを通じて誰でも新種発見者になれる。珍しいホヤを見つけたら連絡してほしい」と呼びかけている。長谷川さんのX(旧ツイッター)アカウントは@hoyahoy11532152