県外、海外メディアももっと知って「辺野古問題」 講座やシンポ、見学ツアーなど計画 市民の会 沖縄 


県外、海外メディアももっと知って「辺野古問題」 講座やシンポ、見学ツアーなど計画 市民の会 沖縄  シンポジウムへの来場を呼びかける「沖縄・琉球弧の声を届ける会」共同代表の桜井国俊・沖縄大名誉教授(中央)、真喜志好一さん(左)、鷲見幸子さん(右)=9日、県庁記者クラブ
この記事を書いた人 Avatar photo 中村 万里子

 基地や戦争に反対する市民でつくる「沖縄・琉球弧の声を届ける会」は、本土や海外メディアに沖縄の現状を知って報じてもらうための働きかけを強めていく。同会共同代表の桜井国俊・沖縄大名誉教授らが9日、県庁記者クラブで会見し、18日に開く連続講座第2回シンポジウムをはじめ、今後の一連の取り組みを発表した。

 同会は、本土や海外で伝えられない沖縄の基地負担の現状の発信につなげていこうと昨年7月に発足した。第1回講座は「新たな戦前」をテーマに南西諸島で進む軍事化について議論した。18日の第2回は辺野古新基地建設問題を取り上げる。

 パネリストは、ジュゴン保護キャンペーンセンターの吉川秀樹さん、「ヘリ基地いらない二見以北十区の会」の浦島悦子共同代表、琉球大の徳田博人教授、建築家で沖縄平和市民連絡会の真喜志好一共同代表。

 会場は那覇市の沖縄大3号館101教室で、午後1時半から。資料代500円。事前申し込みは不要。
 オンライン参加は無料で、事前申し込みが下記URLから必要。
 https://peatix.com/event/3796935/view
 問い合わせは電話090(6868)6232。

 17日はドイツや米国のメディアが参加する辺野古・大浦湾見学ツアーも実施する予定。28日には東京大学の教員や学生らと意見交換、4月はジェンダーの視点から脱軍事化などを議論する。
 (中村万里子)