辺野古代執行、上告不受理に怒り シュワブ前 新基地阻止訴え集会


辺野古代執行、上告不受理に怒り シュワブ前 新基地阻止訴え集会 辺野古新基地建設の阻止に向けて気勢を上げる「県民大行動」の参加者ら=2日午後0時9分、名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブゲート前(又吉康秀撮影)
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 【辺野古問題取材班】名護市辺野古の新基地建設断念を目指す集会「県民大行動」(主催・辺野古新基地を造らせないオール沖縄会議)が2日、名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブゲート前で開かれた。新基地を巡る代執行訴訟で最高裁が県の上告を不受理としたことへの反発もあり、通常の大行動より多い1021人(主催者発表)が参加、新基地建設工事を中止するよう日本政府に求めた。

 代執行訴訟の上告不受理が明らかになった1日から一夜明けての開催。参加者は「門前払いは許されない」と声をそろえた。稲嶺進共同代表は主催者あいさつで「われわれの訴えを受け付けもしないとはどういうことか。われわれは心一つにし、新基地建設を認めないということを確認したい」と述べた。

 参加者は「新基地NO」などと書かれたカードを掲げ抗議した。那覇市から参加した伊波栄さん(77)は「沖縄県民の立場で判断を下さず、国の立場で物事を考えている」と最高裁の判断を批判した。