沖縄県は4日、ハブが生息していない沖縄県の宮古島で、サキシマハブ1匹の死骸が見つかったと発表した。周辺での繁殖を警戒する県衛生環境研究所は10日から捕獲器を設置し、調査する。9日には宮古保健所が関係機関との連絡会議を開く。
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県保健医療部によると、平良港の第1埠頭(ふとう)で1月31日、作業員がコンテナの台の下で発見した。体長44センチで、生まれて1年半ほどの若いメスとみられる。2カ所で骨折していたが、死因は不明という。
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県は念のため、県立宮古病院にハブ抗毒素3本が準備している。
発見現場の近くでは2013年、生きたサキシマハブ1匹が見つかったが、定着は確認されなかった。同じくハブが生息していなかった粟国島では、2017年に初めてハブが捕獲され、その後、定着していることが分かった。
(宮沢之祐)